怒りの正体

2023.07.30
管理人

Hさん 13回目セッションより

Hさんは千葉県在住の女性です。

Hさんがクォンタム🌟リバースのセッションを再始動されたと伺い、「怒り」の課題が出たとお聞きしました。

今、私の周りにも「怒り」に関するワードが沢山出ているので、早速お話を伺って来ました。

怒りの課題に取り組む


「怒り」に対する課題ってどういうことでしょうか?

Hさん
「怒り」の話をする前に、今私が抱えている、パートナーシップの問題を先に話しますね。

私はパートナーとの間に2人の子供に恵まれて、幸せに暮らしていたんです。
端から見ても、幸せな家族に見えていたと思います。

でも、クォンタム🌟リバースのセッションを受けていくうちに、私は幸せじゃなかったと気付いたのです。

なぜ私は幸せじゃないと思ったのか?を深掘りしてみたら、パートナーは私のことを解ってくれていないと観じている自分がいました。

そしてそれを、パートナーにぶつけていました。
解って欲しいと言っても、パートナーは全然解ってくれていないと思いました。

何故解って欲しいと、私は思っているのだろう?と、そこも観る聴く観じるしてみると、
私には欠けている部分があり、そこを埋めて欲しいと思っているんだと解ってきました。

そして、本当に満たされたいことは何か?と自問自答してみたら、「助けて欲しい気持ちがある」ことが解ってきたのです。

そんな私の気持ちを聴いて彼は、それを受け止めて、「何をしてあげればいい?」と聴いてもくれましたが、私は上手く言語化出来ませんでした。

そしてその齟齬を埋められず、間もなく彼とは別居することになりました。


別居という選択後も、ずっと自分の内面を、
観る聴く観じるしてみたのでしょうか?

Hさん
はい。
私はそれからも、そこにフォーカスして観ていきました。

そして解ってくれない欠けた部分を、誰かに埋めて貰おうとしていること自体が間違っていたと気付き、その気持ちを捨てようと思いました。

助けて欲しいという気持ちも、周りが助けてくれるという目線で見たら安心し、
少しずつ、自分で自分を満たすとはどういうことか、満たし方の感覚が解ってくるようになりました。

そしてそこが解ってきたと同時に、元パートナーが本当に私を助けてくれようとしていたのだと気付き、感謝の気持ちまで出てきたのです。

身近な相手は自分の鏡


それは凄いです。
本当に深く、観る聴く観じるをされていたのですね。

Hさん
その後のセッションで、彼は敢えて嫌われ役をやってくれているとの文言が出ました。

その時、もしかして彼が私に対してキツイ言葉で攻撃をしてくるのは、
私が未熟な私自身に攻撃をしていることと同じかと、気が付いたのです。

この時、「パートナーは自分の鏡」の意味が、本当に腑に落ちました。


どんどん気付きがやって来ますね!

Hさん
私に気付きを与える為に、敢えて嫌われ役をしてくれているなんて、究極の愛でしかないと観じた時、私の怒りは収まっていきました。


これで解決と思いきや、何かがまた出てきたのですか?

Hさん
そうなんです。
究極の愛だと思って感謝したのですが、まだ奥底に火種は燻っていたようです。

「怒り」ってエネルギーが要りますよね?
そして、自分の中にある醜いものを見せつけてくる。

だからある程度でもういいやって、中途半端に置き去りにして、底にある根本的な「怒り」、「ムカついた」っていう気持ちを、ちゃんと見ていなかったのです。

根本的な怒りを出せていないのに、表面だけで解った感じになって、感謝した気持ちになっていたと気付いたのです。


それ、とても大事ですよね。
自分が今「怒っている」と気付く、ということを、わざわざしている人は少ないと思います。

Hさん
そうなんです。

小さい頃、母親から感情的に怒られた記憶があり、それを自分はしないように!と思っていたことを思い出しました。

なので今回の課題は、
「怒り」や「不快感」を露にすること、キチンと「怒り」を出すこと、ドロドロの醜い自分を全部出すことだと気付いたのです。


「私は今怒っているんだね、そうだよね」

…怒りは悪いものでもダメなものでもなく、
自分を否定もせず、ただ優しく受け入れ、観る聴く観じるをする。

そうしていくうちに、怒りのパワーが暴れなくなり、無理にポジティブになろうとしなくても落ち着いていきますね。

Hさん
なので、子供が直ぐに感情を出すように、
蓋をせず意識的に、「怒る」をしています。

【編集後記】

今回も、このHさんの気付きはとても大切なことであるにもかかわらず、私達は自力ではなかなか気付きにくい視点であり、感情です。

人は1日に6万回以上の思考をしていると言われていますが(※諸説あります)、
忙しい私達は、それらの思考や感情を認識する事なく、流してしまいがちです。

そして「怒り」なんて、大人になったら常識の名の元に、無かったことにしてしまいます。

そうしてずっと長い間、潜在意識に押し込めて蓋をしてきた思いに、真正面から向き合うことは勇気が要りますが、

これをすることにより、こちらで良く出てくる【風通しの良いコミュニケーション】が、
本当の意味で出来るようになるのだなと観じました。

心の底までお話しいただきましたHさん、
本当にありがとうございました。
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