出てきた文言をひたすら やり続けたら
2023.04.01
Yさん 企業 5回目のセッションより
クォンタム🌟リバースでは、
個人セッションだけではなく、
会社や個人事業、サロンや治療院など、
ビジネスに特化したセッションも行っています。
社長であるYさんは、
『社長が居なくても、現場のスムーズな運営が出来、従業員だけで早期発見や対処ができるようになって欲しい』と
ご自身の会社に分析と調整をかけました。
Yさんの事業においては、事業主が現場を離れずに、かかりっきりで仕事をするのが当たり前です。
休みなく仕事をする事もあり、関係各所もそれが当然だと考えています。
それゆえ、Yさんの今回のフォーカスは、
相当なチャレンジです。
今回は、出てきた文言を素直に受け入れ、
実践に実践を重ねて実現させる、
その道のりをインタビューしてみました。
私
まず個人と企業のセッションの違いは何でしょうか?
個人は個人で調整をかけるじゃないですか。
企業やビジネスは、何に対して分析・調整を行うのですか?
Yさん
会社名をつけた時に、
法人は法人で人格を有することになって、
『法人格』に対して分析・調整を行うようです。
ですが企業のセッションにおいても、
会社の器を作っているのは社長だから、
社長の個人的な事が出てくることも多いです。
例えば「7番目の頸椎」と、
体調に関わる文言が出てくる時がありました。
私
会社の課題を解決するために、
社長の体調を調整して良くなる事で、
ひいては会社全体が良くなるイメージなのですね。
Yさん
セッションを受けて、文言で、
「熱意と信念に焦点を当てていく」
と出てきました。
今までは、問題解決思考になっていたと思ったので、やり方を変えようと思いました。
私
社長がいなくてもスムーズな運営ができる為にこうした方が良い、と具体的な文言が出てきたのですね。
問題解決思考とは、具体的にどのような思考のことでしょうか?
Yさん
今までは、とにかく地域で1番を取らないことには話にならない、と思っているのが常でした。
1番を取るためには何をしたらいいんだ、みたいな思考パターンになっており、いつも問題を探していました。
そのため、自分自身や従業員に対して、
問題ありきで質問を重ねていたりしました。
問題が見当たらない時には、
「何か問題があるはずだ。でないと、私の理想通りの現状になっていないのはおかしい」
と行き詰まっていました。
私
その問題解決思考から、
「熱意と信念に焦点を当てていく」に変えていく為に、まずどのようにしたのですか?
Yさん
「何のために」っていう所が「信念」だと思うんですよ。
『何のために、仕事で1番を取りたいのか』
まず、そこに意識を向けてみたら、
あれれ、よくわからなくなってきたぞ…
となってきました。
私
もう一度原点に戻って、Yさん自身や従業員が「何の為に働き、何のための1番なのか」
をみていったのですね。
Yさん
はい。
そこで一旦、問題解決の優先順位を低くして、
相手のモチベーションがどう変化するか、ということに注意を向けて、相手の心や雰囲気の変化を観じ取るようにしました。
相手が今、どういうモチベーションなのか?とか、
うちの仕事に対して、どういう思いで働いているのか、みたいなことを重要視しました。
従業員が私の熱意と信念に近いところにいるか?…もしくは別の所にいるんだったら、
どういう熱意と信念、 どれぐらいの熱意と信念を持っているのか。
この従業員は、お金を稼げればいいのかな、
私達と一緒に過ごすことがただ楽しいだけで働いているのかな、とか、
注意深く観ていきました。
私
実践をしてみて何か変わったな、と実感はあったのでしょうか?
Yさん
すぐにはありませんでしたね。
そしていつもの癖で、再び問題解決思考に戻ってしまうので、
気付いてはその思考を止める、また戻る、止める、また戻る…と、最初はその繰り返しでした。
私
問題解決に意識を向けるのではなく、ひたすら目の前の従業員に対して意識を向けていったのですね。
Yさん
頭で考えずに観じるっていうことをやるんですよ。
あ、今目線外したな、とか、
今日は声が低いな、なんか様子がおかしいぞ。もうちょっと質問してみよう、って。
おかしい所があると、その人に質問をしてみるわけですよ。
私
毎日従業員一人一人に対して、そこまできめ細やかに注意深く観察し続けるのは、簡単にはできないと思うし、めちゃくちゃ疲れませんか?
Yさん
最初は疲れました。
でも、毎日ちょっとずつ時間を伸ばすとか、朝の挨拶の時間だけは絶対それでいくとか、工夫してやり続けました。
私
すぐに変わっていく実感はなかったけれど、
文言で出てきた「熱意と信念」にひたすら
焦点を当てていったのですね。
Yさん
クォンタム🌟リバースって、調整した結果、
明日急に変わるっていうのに気付く時もあるけど、
あれ?
もういつの間にか出来てた…
みたいな時が多いです。
変化はすぐには訪れなかったけれど、
この後、従業員の数が半分くらいに減ったりもして、状況が変わっていきました。
私
自然と辞めていったのですね。
Yさん
辞めてしまった人の中には、意識は高いけれど、わからない事を報連相なしに、全部自分で解決しようとする方々がいました。
僕が職場を1週間離れて、戻って来た時になって、やっと報告される事があったりして。
それでは困るのでマニュアル化した事もありましたが、でも、それをしなくてもいいんですよね。
例えば、消防署に電話する時、
「火が出てます」とか、「なんか隣の様子がおかしいです」って電話するじゃないですか。
で、本当だ、火がついてる!
みたいになるでしょ。
私
確かに。
隣の様子がおかしい、火がついてるかも知れない事にマニュアル化は必要ないし、
取り返しがつかなくなる前に早く知らせる、が先ですよね。
Yさん
まずは、お知らせすることが出来るように、みんなになってほしいと思ったわけですよ。
早期発見っていうところは、みんなで出来ます。
対処っていうのは、ある一定の人しかできません。
これでいいと僕は思ってるんです。
おかしいか、おかしくないかを、
みんなが判断すればよくて。
あとは、僕やリーダー、サブリーダーが
どのようなおかしさなのか?
自分たちで対処できるか?
それとも対処できないか、みたいにしていったんですよ。
私
従業員さんに仕事に対する熱意や信念があれば、おかしな所に気付けば、すぐに報告するようになりますよね。
従業員さんの意識が高くなって、レベルアップしていますね!
Yさん
はい。
お陰様で今では、少ないメンバーで、
尚且つ、結構信頼関係が熱いメンバーとやっています。
少数精鋭ですね。
クォンタム🌟リバースのセッションで出てきた文言を、
「何の抵抗もなく、出てきたからやる」
と、素直に真摯に挑戦し続ける姿が、とても印象的なインタビューでした。
Yさんの仕事に対する熱い想いが、ひしひしと伝わってきますね。
チャレンジングな課題であった、
『社長が居なくても、現場のスムーズな運営が出来、従業員だけで早期発見や対処ができるようになって欲しい』
従業員さんたちが少数精鋭となり、
課題を実現させた道のりが、お見事でした!