ラスボス戦が教えてくれたもの

2024.03.22
管理人


Yさんは、高知県在住の農家さんです。
クォンタムリバースは、もう随分と長く続けられていて、お馴染みの方もいらっしゃるかと思います。

今回は、クォンタムリバースでは時々出てくる「ラスボス」と、
それにまつわるあれやこれやについてインタビューしてみました。

※返田麗子 注釈
「ラスボス戦」とは、RPGのラスボス戦に例えていますが、
それを乗り越えると(成長のための大きな壁や難題)これまで自分がいたステージから、次なるステージへと次元ごとジャンプするような局面のことをそのように呼んでいます。

これまで岩のように動かなかったものまでが動く、超重要な局面です。

カオナシが出てきた⁈


何だか大変なことになっていると聞きましたが
もうラスボス戦は終わったのでしょうか?

Yさん
実はまだ続いています。
最近、熱が出て3日程断食して治しました。


やはりまだ続いていますね・・・

Yさん
そうなんです。まだ終わってないんですよ。


まだ終わってないのですか?今回長いですね。
何が引っかかっているのでしょうか?

Yさん
例えばAさん(私です)は、アロマが大好きで、大切に思ってますよね?
友人Tさんは、カフェに行くことをとても大切にされています。
そして麗子先生にも、大切にされているものがある。

でも僕にはそれが無いんです。
で、みんなはそれがあっていいなあ、欲しいなあと思っている。

でも朧気ながら、自分でもいいなあと思っていることを思い出して。
それが自分にとっては、インテリアやエクステリアのような、
家とか建物を、快適な気分が上がる状態にすることだと気が付いたんです。

好きな家具を揃えたり、お庭を整えることが実はしたかった。

でも、今住んでいる家は築44年の借家なんです。古くてどこから手を付けたらいいのか判らないし、やるなら大リフォームをしないといけない状態なんです。


借家だと大リフォームはしにくいですよね。

Yさん
はい。
そして朝起きると、部屋の中が隙間風で寒くて、3℃だったりします。
ちなみに起きたらすぐダウンジャケットを着るのが日課です。笑

そして、普通だったらリビングって寛げる場所なのにまったく寛げないんです。落ち着かないというか。
仮住まいだから…と、本気で寛げるようには
動こうとしていない自分がいるんです。


そこを麗子先生に指摘されたのですね?

Yさん
そうです。

あなたは家があるのに、自分で努力してそこを快適にしようとしていないし、仕事が忙しいとか言って片付けもしない。

なのに人のことは、その人が大切にしているのを知っているのに、それを揶揄する発言をしていると言われました。
それを手に入れようとすれば手に入るのに、です。


それがどうラスボス戦に繋がっていくのですか?

Yさん
もう知っているのに、欲しいのに手に入れない。
自分で自分に欲しいものを与えないくせに、
それでいて人の大切なものは貶める。

…なのでまず手始めに、断捨離して行きましょうということになりました。
それによって変わっていきますということで、クォンタムリバースで断捨離にフォーカスしました。
これまでも、何回も出ていたのですがね。

で、まず手始めに、キッチンにある作業台のようなテーブルの上に置いてある、使っているか使っていないかわからないような調味料などを、全部撤去しました。

そうしたら、そこを通る度に清々しくて、
晴れ晴れした気持ちになって!

それを麗子先生に報告したら、
「それですよ!」と言われました。


うんうん。(激しく頷く)

Yさん
その調子で他の部屋もどんどんやって行きましょうとなりました。

そして今日、量子コーチングで「毎日満ち足りた状態を目指す」を目標にしました。
最終的に6ヶ月で快適な部屋にすると決めました。

以前のクォンタムリバースで、
「荒れた住環境は、自分が苦しんでいることの表現である」
と出ていました。
今回のことで本当にその通りだと思いました。


言葉で書くと、そんなに酷いラスボスだったの?と少し思ったのですが、
実はここで離婚された奥様のことも、
今頃になって出てきたのですよね?

そのあたりを聞かせていただけますか?

巧妙に正体を隠すラスボス

Yさん
はい。
実はもともと元嫁さんは、農業をしたくないと言っていました。

でも「ちょっと話を聞いてみようよ」とか、「イベントに参加してみよう」とか言って、説得していけば何とかなるんじゃないかと思っていたのです。

で、高知でセミナーがあるよとか言って参加するようになり、一度旅行でも行ってみようとかになり、その内移住の相談窓口の人達と仲良くなっていったのです。

でも元嫁さんは完全にOKを出したわけでもないのに、自分が徐々に外堀を埋めて身動きできないようにしていっていたのです。無意識に。

そして半ば強制的に物事を推し進めていく、ということを、自分は元嫁さんだけでなく、他でもやっていたということに気付かされることになったのです。


おお、これは凄いのが出てきましたね。

Yさん
端的に表れたのが、元嫁さんを高知に連れてきたこと。
本当に高知に連れてきて、この人にタダ働きさせていいのだろうか?と思っていたことを思い出しました。

本当は農業をしたくないって言っていたのに、タダ働きさせることにも罪悪感を持っていたのです。

それが記録ノートに書いてあったことの真相です。


「相手が強制的にそれをするような状況に追い込む為に、じわじわ外堀を埋めて行き、追い込んでいく。

だけど風通しの良いコミュニケーションをしていないことも、じわじわ囲い込みをしていることも無意識下ではわかっているので、その罪悪感に苛まれる」

という下りですね?

Yさん
私も最初はそのことが原因かと思っていたのですが、もう一歩先がありました。

実は、
【私が大切にしたいことを、私自身が守れない為に、(すでにそれをしている)相手を攻撃していた】
ということがわかりました。


だから、自分も欲しいと思っているものを自分には与えない癖に、人の持っているものが羨ましい欲しい!となる。

そこに繋がってくるワケですね。

欲しいなら欲しいと素直に言えばいいのに、その欲しがり方もひねくれていて、相手がとても大切にしているものを揶揄するように、少し貶めるようにして相手に返す、ということをしていたのですね。

(だから、千尋が持っているものが欲しい欲しいと言うカオナシのように、と記録ノートに書かれていたのですね。)

それ、めちゃくちゃ耳が痛いです。
私もそうでした。

本当は羨ましいのに、それが欲しいのに、そんなものに興味はありませんと言いつつ、モヤモヤして、嫉妬している。

一番気付きたくない自分のブラックな部分です。しかもそれを近しい人にしてしまう。
それが遠い、例えばテレビで見るような人には、そこまで嫉妬しないのですよね。
だから厄介です。

本当にとんでもないラスボスが隠れていましたね!そりゃ録音聞きたくないですよ。

Yさん
結構巧妙に隠しているんですね、潜在意識って。苦笑

それがわかったら、あとは自分に欲しいものを与えれば良いだけ、
なのに私は苦労しているんですよアピールを、まだしている・・・


その、
「私は被害者なんです。私はあの人に酷い目にあわされているだけなんです。私を認めてよ!」

これらの思考が、どれほど自分を生きにくくしているかに、なかなか気付けないんですよね。
そして苦しむ・・・

そして、その先へ

Yさん
後もう少しだと思いますが、その中で「整える」というキーワードが出てきました。
それが出来ると、もうそれだけで良いのでは?と今は観じています。


そうですね。
クォンタム⭐️リバースをしていくと、段々「喜怒哀楽」が緩やかになってくるというか。

どこまで行っても、揺れても、
最後は「観る聴く観じる」に辿り着く。

私たちは究極の処方箋を手に入れているのですね。
本日は、ありがとうございました。

【編集後記】

今回も濃いお話を聞けました。

誰もが陥ってしまうけれど、自力で這い上がるのが難しい所に、Yさんは無意識に入っておられました。

でも最後には(まだラスボス戦は続いておられるようですが)、きっと気付かれて、
もっと想定外のその先へ行かれるのだろう、
それをこれからも見ていたいと観じたインタビューでした。

今回もお読みいただき、
ありがとうございました。
© Copyright クォンタムリバース® All Rights Reserved. |