前回からの変化
私
今年もよろしくお願いします。

Sさん
よろしくお願いします。

私
前回インタビューをさせて頂いてから､
その後はどういったことがありましたか？

Sさん
体調はそれほど変化がないですけれど､
外の世界に目を向けていることが多いと思います。ほとんど外に出ています。

今日は天気が良いからと、行くところがあるだけで有難いです。

ビーチで出会った人が、沖縄を一旦離れることになったので、みんなでお別れ会をしてきたんです。

連絡先を知っているくらいの仲なんですが､
またここで会いましょう！という約束をしてきたんです。

こういう約束をしあった事とかないんですけど､人に出会って刺激を受けてますね。

その人が沖縄を出てどこに行くのかと思いを馳せていたら、私も早く海を渡って､いろんな所を見たいなって気持ちが、最近すごい大きくなってきているんです。

SNSで海外の投稿を見てたりすると、私もこういう風に、色んな所に飛び回れるぐらいになりたいという、欲みたいなものが出て来ました。

私
そうなんですね！

Sさんは以前、飛行機がネックになると仰っていましたが、まだ具合が悪くなるかも…と不安になる時はありますか？

Sさん
それはまだありますね。

飛行機に乗ると痛みがすごくなっちゃうので､出来れば乗りたくない、っていう感じです。
麗子先生に会いに行っていた事以外では、飛行機に乗って県外に行くことはないんですよ。

私
なるほど、身体の痛みや飛行機に乗ると痛くなるかもという気持ちなど、心と体に負担がかかる状況だけども、飛び回りたい！と言う気持ちが出てきたんですね。

Sさん
そうですね。

麗子先生へ会うために遠出すると､食事も全て外食になってしまうから、食べるのが大変で具合が悪かったです。

（前回のインタビューでは､食事に気を遣って、食べられる食材が少なかった為、外食は不安のひとつというお話しがありました。
今現在は、たまの外食も楽しまれていらっしゃいます）

今、行きたい場所
私
どういう所へ行きたいと思っているのですか？

Sさん
ハワイが好きなんですけど､もう一回、生きているうちに行きたいなって思います。

あとはやっぱりヨーロッパ。
学生の頃に行かせてもらったところです。
なんであの頃ちゃんと見なかったんだろうと思いますね。後はアジアですね。
もう普通に、どこでも行きたいです。

後悔って残るのかもって思っていて、
「あーなんで行かなかったんだ」と思います。

私は行った先で歩いても、なにしてても（痛みのことは）気になっているから、結構大変だなと観じています。

お友達も誘ってくれるんですが、気持ちがいま一歩出ないんです。
誘ってくれるのはすごく嬉しいけど。

だから「飛行機に乗ってどこそこに行きたい」と思いもしなかったのが､思えるようになったので、変わってきたなと観じますね。

私
私が思うに、Sさんの心から意欲などが溢れ始めたのでしょうね。

今までは沸いてこなかった想いが､意識にも上ってくるようになり、それが溢れ始めたから、
「身体は無理してでも行きたい感じ」が観じられるのでしょうね。

方法論じゃなく、決めるが先
Sさん
インタビュアーさんは、お仕事の都合を除けば、いつでも遠出が出来ますよね？

私
はい、出来ます。

Sさん
じゃあ例えば、来年こそは一回、海外に行ける機会があったとしたらどうですか？

私
行きたいですね。
私はインタビューさせて頂く立場なので､私の話は控えようと思っていたのですが、
Sさんの身体（痛み）と、私の（仕事の）都合って似ています。

私の仕事は、1回スタートすると6ヶ月くらい休むことが出来ないです。
それでも、毎月全国各地を訪れるようになっています。
今の状態は私も奇跡的だなって思います。

元々は､半日でも仕事場から離れることが出来ないって思っていました。

クォンタム🌟リバースで麗子さんに、丸一日仕事を離れる様にしたいと話しました。
麗子さんから「出来ますよ」って言われて､当時の私は凄くびっくりしました。

「方法ではなくて、先ずあなたがそうしたいって決めることがスタートです。方法論よりも、決めることが先。」
とおっしゃっていました。

私は、やりたいことが【自分の当たり前になるまで】行動を変えていきました。
もちろん失敗してしまうことも沢山ありました。
4年ぐらいかけて自分を慣らしていきましたね。

例えばSさんが「旅行に行ったら身体に痛みが出てしまうかも」って思っていたら､
そういう「つもり」で行動しているから､
（そのように）思っていた未来とつながってしまう。

だから行けば痛くなると思います。

Sさんが、なりたい未来にフォーカスしていくと､思い込みが外れていきます。

旅行に行っても行かなくても、痛い日だけでなく、痛くない日もある。どちらもありますよね？
確率で言えば50％です。

過去の経験とショック
Sさん
それを聞いて、ちょっと話がずれちゃうかも知れないですけど、良いですか？

違うところにフォーカスが行かざるを得なくなった話がありまして。

実は歯がめちゃくちゃ痛くなって、噛み合わせが悪いので歯医者から矯正を勧められていました。
私は麻酔をして奥歯を抜歯してから出ないと、矯正出来ないと言う難しいケースなんです。

私は手術の恐ろしさを覚えていて、過去に抗生物質､麻酔を使ってきたから、今の痛みを感じる人生になってしまったと思って､ずっと避けてたんです。

それなのに、土曜日くらいから「ほんと、なんでこんなに痛いの❗❗」っていうくらい痛みが出て､土日は歯医者さんがやっていなくて苦しみました。
もう何十年ぶりかで痛み止めを飲んだんですよ。

また抗生物質を飲んでしまうのが嫌で、でも飲まないと意識飛ぶくらい痛くて葛藤しました。

歯医者さんに「今回は逃げないで、心を決めてやらないと、またこうなるよ」って言われてました。
歯茎が化膿して､熱も出ていました。

沖縄に来たときから､「抗生物質や麻酔、痛み止めも使わないで欲しい」って言ってたんです。

ですが、「今回は抗生物質は飲める範囲で飲んだ方が良い」って勧められて、私は痛みが強すぎて飲むしかありませんでした。

かつて抗生物質にやられた私が、「また飲まなきゃならないのか」って、ものすごい精神的にショックで、家に帰って泣くくらいでした。
その時は歯の痛みがひどすぎて、お腹の痛みを忘れるほどの出来事でした。

その後は噛めないので､1週間くらい固形物をあんまり食べなかったんです。
食べられるものが、おかゆやバナナぐらいしか無いんです。
甘いものや珈琲をとりたい欲求までも、無くなったんです。

ただお腹がいっぱいになればそれで良いみたいな。今、変な体験してますね。

変な体験とは？
私
それは良いことだと思いますよ。
断食の状態に近いですね。
刺激物を取らなくなっていますね。

甘いものは、生きていく上ではあまり必要ないと聞いています。
脳が甘いもの（糖分）を欲しがって、摂取すると幸せ物質がでるって聞いています。
カフェインも同じように興奮物質が出ます。

摂取できないと心が満足出来ない状態になっていたのではないでしょうか？

今は痛みで食べられなくなっているから、甘いものやカフェインなどの刺激物に、心身が右往左往させられることが無くなって､身体がフラットな状態になっていますね。

Sさん
なるほど〜

私
Sさんの身体と心は今、痛み止めを飲むぐらいだから緊急事態になっているのだと思います。心が求めているカフェインや、甘いものを取る余裕が無い。

そのため、感情も今､すごく削ぎ落とされていて､痛みと向き合うのに一生懸命です。

痛みと向き合った過去の経験から「これをしちゃいけない」という制限をしていたけれど､
一回全部無かったことにして､今はどうなのか？と改めて問い直しているのではないでしょうか？

Sさんが体験しているのは､本質からのスパルタ教育だと思います。
だってSさんはここまでやらなかったら､そこに向き合わなかったから。

Sさんの本質が、痛みで追い込んで無理矢理、普段の生活から引き剥がしたのだと観じます。

いつもの痛みではなく、歯の痛みに全集中させられたことで､今はお腹の痛みからは解放されていますよね。

Sさんは今、痛み自体からは解放されていないのだけど、歯の痛みが取れた後、このままの生活を続けるとお腹の痛みからは解放されますよね？
理屈で考えたら。

Sさん
そうですね。

自分以外のものがそぎ落とされたら
私
心は今の状態でいたら、おそらく何を食べても大丈夫だし、コーヒーとか甘いものは、お腹の痛みが出たり、心が動かされない手前ぐらいまで、ちょっと楽しむ程度だったら大丈夫なはずなんですよ。

歯の痛みは置いといても、今、本質がSさんに、「こういう生活っていうのがあるんだよ」って教えてるんですよね。

先ほど、Sさんが全然違う話だけどって話し始めたことは、Sさんが外部に言葉で出してみて、
「これって変じゃない？どう？」みたいなところを試したかったのだと思います。

Sさん
昨日の夜くらいから熱が下がりだして、痛み止めを飲んでいたので、今日はインタビューを受けられるかなって思ってたけど、
「お話しした方が良い」って、そんな感じがあったんです。

ちょうど良いタイミングでした。
たぶんインタビューの日程が週末だったら、話せなかったと思います。

私
Sさんの本質が、いい加減に外へ行こう、と。

過去の経験を捨てよう、過去の体験を打ち破るという挑戦かもしれないですね。

Sさん
そうかもしれないです。

【編集後記】
この後､Sさんからは、
沖縄に住んで､地元の葬儀に出席する体験から､
すっかり沖縄県民になっている！と自覚したエピソードなどを伺いました。

周波数が合う合わないなど､
クォンタム🌟リバースを始める前には、通じなかったであろう話など、自然とお話しになっていました。

言語化するのが難しい感覚を、色々な体験を通して､表現してくださいました。

私も今回Sさんのお話を伺って、俯瞰したり､頭の中でイメージを明確にしたり、とにかく観る聴く観じるをしていると、
Sさんの本質はこんな風にSさんに接しているのだと、なんとなくですが、伝わって来ました。

とても面白い体験をさせて頂きました。

Sさんからは、どうやってインタビューの技術を身につけたのか？というお話しも出ましたが、すべては観る聴く観じるしているだけ、というお話しをさせて頂きました。

こちらは長くなるので、また機会があるときにでも。
Sさん、今後ともどうぞ宜しくお願いします。