
「記録ノートの復活」をきっかけに、
観る・聴く・観じるの精度がぐんと上がり、
いつの間にかみえないエネルギーの存在や、
人の内側の情報が【視える】ようになっていたYさん。
「みえる」ってどういうこと?
リーディングって誰にでもできるもの?
実際に体験したエピソードを交えながら、
Yさんにインタビューをさせて頂きました。
みえたのは「魚」「豚」「ヘビの神様」?
私
リーディング能力が開花されたって聞きました。
それって具体的にはどういうことなんでしょう?
Yさん
霊感っていうより、視えてくるんですよね。
たとえば旅行中に、パートナーが急にお腹を壊して。
何でかな〜?と、ぼーっと観てたら、
「魚のアイコン」が出てきたんです。
私
魚のアイコン!?面白いですね。
Yさん
「あ、お腹が痛い原因は魚だな」って分かって、実際に魚を避けたら、本当に体調が良くなったんですよ。
私
面白いですね。
ぼーっとお腹に意識をしたら魚が視える感じですか?
Yさん
そうそう。ぼーっとしたまま、ただ観るって感じで、そこに浮かんでくるものをキャッチする。
別のケースで「豚」が出てきて、同じように避けたら体調が良くなったこともありました。
私
すごい能力が開花しましたね。
Yさん
他にも、ベトナムの旅行中にパートナーが顔面蒼白で具合悪くなっちゃって。
その時視えたのが、大きなヘビ。
でも「悪いもの」って観じじゃなくて、
「ヘビの神様」って観じだったんですよね。
私
えっ、ヘビの神様が具合を悪くさせたんですか?
Yさん
ヘビの神様は、「仕事で頑張りすぎてるから、
動けなくしてでも休ませる」って観じで、
パートナーの体にのしかかっていたんですよ。
悪い感じじゃなくて「土地の神様」みたいな存在で、「ちょっと休ませた方がいい」ってメッセージだった。
もし悪意で来てたら祓うけど、そうじゃなければ、「今日はひどいことしないでね」って、
優しく伝えることもできる。
私
なるほど。
具合が悪いからただ祓えばいいって話じゃなくて、何しに来てるのかを見極める必要があるってことですね。
リーディングは「記録ノート」から始まった
私
でも、そもそもなんでそんな風に視えるようになったんですか?
Yさん
きっかけは「記録ノート」だと思ってます。
最初はただ思ったことを書いてただけだったけど、感情を丁寧に追っていくことで、精度が上がっていった感じがします。
私
たとえば、どういう風に記録ノートを書くのでしょうか?
Yさん
「怒り」って言っても、その中には
「悲しさ」「裏切られた」「信頼してたのに」って感情がいっぱいある。
それを言葉にして書き出すと、すごく細かく観られるようになるんです。
私
感情を味わいきって終わり、じゃなくて、
言語化するからこそ気付けるってことですか?
Yさん
そう。
例えば同じコーラを飲んでも「シュワッとして美味しいね」だけじゃなくて、
それを手紙に書こうとした瞬間に、味の解像度が変わるみたいな。
そのプロセスで、自分の中になかった表現や言葉が出てくる時がある。
それが「リーディング」だと思うんです。
私
なるほど。
解像度を上げて感情を書くことで、改めて俯瞰して観られる。
地道な作業ですけど、リーディング能力の開花に繋がるのですね。
リーディングが開いた心の扉
私
そのリーディング能力を、
どう活用されているのかを聞いてみたいです!
Yさん
私はセッションをする機会があるのですが、
体験セッションをご提供している時、
ある方の頭の上に「赤い玉」がふわっと浮かんできたことがありました。
すると突然その方が、
「なぜか亡くなった両親のことが浮かんできて、手を合わせようと思う」と話してくれて。
赤い玉が視える話をしたら、
「…実は、生まれる前に流産したお姉ちゃんがいて」とも打ち明けてくれたんです。
「そのお姉ちゃんにも、お線香をあげて手を合わせてみたらどうですか?」とお伝えしたら、
その方はものすごく納得をされたんです。
私
視えたものをそのまま伝えて、解釈は相手に委ねたんですね。
Yさん
赤い玉もリーディングしたら分かるんだけど、
深く入ると相手と同化してしまうので。
あくまでも相手と自分を線引きして、
「分からない前提」で、視えたものだけをお伝えしています。
観えるを肯定したら世界が動き出した
Yさん
田んぼに毎回ぬかるむ場所があるんですが、
ある時そこにしゃがんでる男の人が視えたんです。
実際には座れない場所なんだけど、不自然な体勢でそこにいるんです。
私
えっ、それも土地の神様でしょうか?
Yさん
土地の神様かな、と思って声かけても反応がない。
でも、晴れてるのに頭にポタっと水が落ちてきて。
「これはお酒を供えて欲しいってことか」
と観じて、お酒を捧げたことがあります。
昔からこういうものは視えてたけど、
最近やっと肯定できるようになってきましたね。
私
肯定するようになってから、リーディング能力が上がってきたように感じますね。
Yさん
未来を予言するようなリーディングじゃなくて、
「ここに何かあるな」とか
「この辺に違和感があるな」
っていうのが分かるんです。
さらに最近は、
「これは触れない方がいいな」
「これは相手の課題だから、自分が直すべきじゃないな」
っていう線引きも分かるようになってきました。
私
なるほど。
観えたからといって、何でも手を出すわけじゃないんですね。
Yさん
ここまでは言ってもいい、でもこれ以上は言わないって、相手の課題を取らないように、お伝えをしています。
【インタビューの感想】
視える・観じる感覚を「共感」じゃなく「責任」として扱うYさんの在り方が印象的でした。
リーディングって、本来誰の中にも眠っている力なんだと感じます。
でも、それを「視える力」にまで育てるには、
日々向き合いと、言語化し続けてきたYさんの積み重ねがある。
その姿勢にも、敬意を感じるインタビューでした。